相続手続き相談室コラム 5

 

相続手続き相談室 です。

 

今回は、遺言書について、

遺産分割協議と関連させながら、

書いていきたいと思います。

 

私は、実務ではまだ経験していないのですが、

遺産分割協議が成立して、遺産分割協議書を作成し終えてから、

被相続人の自筆遺言が見つかるケースがあります。

 

探していた遺言書が見つからなかったために、

共同相続人の全員のあいだで、

遺産分割協議を始めることが、通常ですが、

その遺産分割協議が成立した後に、

合意書として遺産分割協議書を作成します。

 

遺産分割協議書を作成した後に、

被相続人の遺言書が見つかった場合、

遺産分割協議書の内容が、すべて無効になってしまい、

遺言書の内容のとおりに遺産分割しなければならないのか。

そのような問題が発生いたします。

 

まず、発見された遺言書が法的に有効なのかを、

判断しなければなりません。

法律が求めている形式や要件を欠いていると、

判断できる遺言書は効力を有しませんので、

遺産分割協議書の記載内容に影響が及ばないことになります。

遺産分割協議書の内容が有効となります。

 

遺言書が有効なものであった場合、

遺言書の内容と遺産分割協議書の内容とのあいだで、

どのような差異があるのかについて、

確認していくことになります。

 

1.それらのあいだで大きく内容がくいちがっている場合。

2.当初から遺言書が存在していれば、合意して作成された、

  遺産分割協議書の内容のような合意がなされなかったといった、

  合理的な理由が存在するような場合。

 

個別具体的な内容や事情に依存しますが、

これらの場合には、遺産分割協議の成立を否定され、

遺産分割協議書の内容が無効とされる可能性が高くなります。

 

遺言書は、その所在を明らかにしておくことが大切です。

改ざんされるリスクを伴いますが、

せっかく、書かれた遺言書が報われないことになる。

そのようなことにならないように注意すべきです。

公正証書にしておくことも視野に入れておくべきである。

そのようにも、思っております。

 

相続手続きにおきまして、

疑問点やお困りの点がございましたら、

相続手続き相談室 まで、お気軽に、問い合わせてください。

 

お読みくださいまして、ありがとうございました。

 

このブログ記事について

このページは、行政書士FP相談室が2010年3月10日 19:25に書いたブログ記事です。

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